昨日からニュージーランドのケンブリッジで行われている自転車トラックワールドカップ第4戦。
雨谷一樹選手がチームスプリントに出場しました。
チームスプリントとはスピードスケートでも見たことがあるかもしれませんが、
3人1チームで一列棒状で走り、トラックを1周するごとに先頭が隊列から離れていき、
最終的に3周走ってタイムを競います。
来年の東京オリンピックは地元開催となりますが、
自転車トラック競技には開催国枠というものがないため、
その枠を獲得するための最後の大事な時期となっています。
出場権を争うライバルとなる国よりも少しでもいい順位で終わらなければなりません。
できればメダル獲得!
競技は予選→1回戦→決勝/3位決定戦と多ければ3回走ることになります。
予選は11チームが走り、日本チームはタイムを43秒364とし2位で通過しました。
これは幸先がいい!!
1回戦は2チーム4組の対戦となり、
勝利したチームのタイムの中で1、2番目に早かったチームが決勝へ、
3、4番目は銅メダル決定戦へと進みます。
日本チーム、1回戦は予選7位のオーストラリアとの対戦。
2周目終了時点では0.4秒のビハインド状態でしたが、
第3走者の選手がぐんぐんその差をつめていき大逆転でゴール!
タイムを42秒842として、2013年に作られた日本記録を更新!!
そして1回戦のタイムは全体の1位となり決勝へ進出しました!!
そして運命の決勝戦。
対戦相手はオリンピック出場権を争うライバル国のひとつポーランド。
第1走者の雨谷選手はこの日の自身一番時計を出し、第2走者へ。
第3走者にバトンタッチしたときには0.2秒のビハインド。
やはり今回も第3走者が脅威のスピードで大逆転!!
この競技では16年ぶりとなる金メダルです!!
1回戦で出した日本記録をまた更新する42秒790。
1日に2回も日本記録を更新し、さらに16年ぶりの金メダル!!
(大事なことだから2回言いました)
(中央が雨谷一樹選手)
メチャクチャすごいです!
これでオリンピック出場がだいぶ近づいたのではないでしょうか。
2月末の世界選手権までもう少し出場権争いが続きます。
この勢いを切らさず是非オリンピックに出場してほしいです!
このままなら行ける!!
皆さん、応援をよろしくお願いいたします。
雨谷選手 金メダルおめでとうございました☆
2019/12/07
written by: A.K