極真空手、世界大会 最終日。
四回戦からスタートし決勝戦まで五試合を勝ち続けなくてはなりません。
高橋佑汰選手
四回戦にて、ロシアの強豪ファルーク・トゥルングンボエフ選手に延長戦の末、判定勝利。
続く五回戦では、またしてもロシアの強豪キリル・コチュネフ選手。
胴回し回転蹴りという大技を繰り出し、顔をかすめ会場が湧くような
善戦をしながらも判定負けとなりました。
キリル選手とは一昨年も対戦し、リベンジマッチという意味を持った試合でしたが、
確実にレベルアップしていた高橋選手を更に上回り、キリル選手がこれを退けました。
高橋選手もさすがにキリル選手を誉めるしかありませんでした。
南原健太選手
四回戦にて、ロシアの新鋭イアスロラブ・スタニスラヴェンコ選手に敗退してしまいました。
17歳の最年少ながら3日目まで進出した空手界のホープは今後どのように成長するのか楽しみです。
日本人選手は善戦したものの、世界の強豪の壁は高く、
四回戦、五回戦にて次々に敗退しました。
またしても王座奪還はかないませんでした。
そして、優勝はザハリ・ダミヤノフ選手(ブルガリア)
準優勝にジマ・ベルコジャ選手(フランス)
第三位にダルメン・サドヴォカソフ選手(ロシア)
第四位にキリル・コチュネフ選手(ロシア)
ベスト4に日本人選手が入らなかったのは極真空手の歴史上でも
初めてのことのようです。
しかしながら、
高橋佑汰選手は、華麗な技と組手を評価され、技能賞を獲得。
南原健太選手は、若手選手の中で活躍した選手におくられる若獅子賞
を獲得し、一矢報いることが出来ました。
また、高橋選手は、優勝したザハリ・ダミヤノフ選手に昨年の全日本大会では、
圧勝しているだけに今後に期待を感じた大会でした。
選手・関係者の皆さん3日間お疲れ様でした。
大会は、明日も続き女子世界大会、壮年世界大会、ユース世界大会がそれぞれ開催されます。
2015/11/22