3/21(土)、東京・後楽園ホールにてキックボクシングイベントRISE104が開催されました。
この大会にBodyAxisをご利用の2選手が出場されました。
< 下丈一朗選手 >
下選手は、ケガによる長期の療養を余儀なくされ、約1年ぶりの試合となりました。
復帰戦としては大変めずらしい、強豪選手を相手に指名しました。
タップロン・ハーデスワークアウト選手。
ムエタイの本場、タイのラジャダムナンスタジアムの元ランカー選手です。
強豪日本人選手がタップロン選手に敗れ、多くの選手が試合を避ける中、自ら名乗りをあげての試合となりました。
入場では、この日一番の熱狂が起きます。
彼の再起を待ち望んだたくさんファンが歓声をあげ、リングめがけて紙テープが舞いました。
下選手の人望の厚さ、キックボクシングに対する真摯な姿勢があらわれた
稀に見る素晴らしい入場でした。
試合は、1Roundはお互い様子を見る展開。
ジャブとローキックを確実に打ちこみペースを掴もうとする下選手に対して、
歴戦の雄タップロン選手は力強いパンチの連打で牽制。
2Round、仕掛けにいく下選手。
右ストレートをヒットさせたところに、タップロン選手がパンチを返し、
これがダウンとなります。
すかさず立ち上がる下選手、全く臆することなく果敢に攻め込みます。
しかし、ここを勝機と見たタップロン選手がラッシュで畳み掛けました。これにより2度目のダウン。
崩れ落ちた下選手にセコンドからタオルが投入されました。
2Round、2分50秒でのTKO負けとなりました。
下選手はしっかり自分の足でリングを降りました。
強豪選手相手に志願して、ダウンを取られても全く臆することなく立ち向かう
真に心の強い選手です。
その姿に、たくさんの応援団も彼の戦いを讃えました。
勝負の世界は、常に厳しいものだということをあらためて痛感する試合でした。
下選手お疲れ様でした。
< 那須川天心選手 >
デビューから4連勝と圧倒的な強さを発揮し、
キックボクシング界を盛り上げる高校生ファイター那須川選手。
5戦目にして、大きな壁が立ち塞がりました。
対戦相手は、シュートボクシングの元王者、藤本昌大選手。
那須川選手のキャリアで一番の強豪です。
しかし、試合が始まるや展開は一方的。
那須川選手が強烈な蹴りとパンチの連打で、藤本選手に何もさせず、
2度のダウンを奪っての完勝でした。
まだまだ底が知れない強さと勢いに会場もヒートアップしました。
そして、試合後にマイクを持つと
次戦での55kg級タイトルマッチを力強くアピールしていました。
那須川選手おめでとうございます。
両選手お疲れ様でした。
2015/03/22